讀賣新聞社論:日俄首腦會談 無法看透普京的真意

普京安倍晉三和秋田犬

《読売新聞》2015年11月18日社説

(編按:此為日本讀賣新聞網上版社論的中譯版,由本人試譯,日文原文置於文後,如有錯誤請指正。)

日俄正展開連場對話,雙方在北方領土問題上應當努力尋求共識。

早前安倍首相在土耳其與俄羅斯總統普京舉行會談。如把第一次安倍內閣也算上的話,這已是兩人第12次會談,但儘管如此,成果卻好像寥寥可數。

對於大家最關心的普京訪日問題,雙方均同意應選擇「最適當的時機」。雖然當初預計訪日可在今年實現,但事實上已經推遲到明年初以後。

對於俄羅斯單方面吞併克里米亞,歐美方面強烈反彈。尤其是美國,一貫對普京訪日持反對立場。

目前來看,實在看不到北方領土問題能有甚麼進展。

不論從國際局勢、還是兩國關係來看,如無法創造有利訪日的氛圍的話,延期可說是無可避免。

日本明年將會擔任七大工業國組織(G7)主辦國。日本應積極協調G7成員,在密切注視敘利亞局勢發展的同時,亦應為普京訪日尋找適當時機。

有關領土問題的會談,雙方均同意以2013年日俄共同聲明為基礎,以達成一項「雙方均能接受的方案」。

安倍首相表示,「儘管戰後已經70年,日本和俄羅斯依然未能締結和平條約,繼續處於不正常狀態」,對解決領土問題展示出強烈意願。

強化日俄關係,亦包含牽制中國的戰略目的。對此,日本應以冷靜、沉著的態度去應對。

俄羅斯方面,正以試探的方式,力求動搖日本的立場。

外相拉夫羅夫等人不斷重申,有關領土問題一步都不能退讓。到上月中旬,在日本將有關西伯利亞扣留的文獻登錄為世界記憶遺產時,俄方突然要求撤銷登錄。

在俄羅斯,有關領土問題的重大決策,必然是由普京作出的。首相在會談中表示「這種形式的二人會談,是相當重要的」,就是基於這種認識。

普京曾成功與中國等國家劃定邊界線,說不定他亦想將解決日俄領土問題,作為自己的政治遺產。部分外務省官員如此分析到。

不過,到底普京的真正想法是怎樣,依然無法看透。例如今次會談,普京就提到,「如能在俄羅斯的區域地方會面就好了」,對首相訪問俄羅斯提出邀請。有人將之解讀為,期望通過地區視察來吸引日本投資,是經濟合作優先政策的一環。

包括訪俄在內的議題,到底首腦外交應如此推行,才能達到預期效果,應以慎重的態度將之釐清,方為上策。

日文原文:

日露首脳会談 プーチン氏の真意が見えない

 日露首脳間の対話を重ねる中で、北方領土問題の着地点をじっくりと探るしかあるまい。

安倍首相はトルコで、ロシアのプーチン大統領と会談した。第1次内閣を含めると、両氏の会談は12回目だが、成果に乏しかったのではないか。

焦点のプーチン氏の来日については、「最も適切な時期」を目指すことで一致した。当初は、今年中の予定だったが、事実上、年明け以降に先送りしたものだ。

ロシアの一方的なクリミア併合などに対して、米欧の反発は根強い。特に米国は、プーチン氏来日に否定的な立場だ。

現時点で、北方領土問題が進展する見通しも立たない。

国際情勢も、2国間関係も、来日の環境が整っていない以上、延期するのはやむを得まい。

日本は来年、先進7か国(G7)の議長国となる。G7の協調を大切にし、シリア情勢などの行方をにらみながら、来日時期を適切に判断することが求められる。

会談では領土問題について、2013年の日露共同声明に基づき「双方に受け入れ可能な解決策」を目指す方針を改めて確認した。

安倍首相は、「ロシアとは戦後70年を経ても、平和条約を締結できていない異常な状態が続いている」として、領土問題の解決に強い意欲を示している。

日露関係の強化は、中国を牽制(けんせい)する戦略的な狙いもある。焦らず、腰を据えて取り組みたい。

ロシアは、日本の出方を試すような揺さぶりを強めている。

ラブロフ外相らは、領土問題について一切譲歩しない考えを繰り返す。先月中旬には、シベリア抑留に関する資料の世界記憶遺産への登録に対し、突然、登録申請の取り下げを求めた。

ロシアで領土問題に関して重大な決断を下せるのはプーチン氏しかいない。首相が会談で「重要なことは、こうした形で2人で話し合うことだ」と指摘したのは、そうした認識に基づいている。

中国などとの国境を画定したプーチン氏は、日本との領土問題解決を政治的遺産にしたいはず。そう分析する外務省幹部もいる。

ただ、プーチン氏の真意はなお見えない。今回の会談でも、「ロシアの地方で会えればうれしい」と語り、首相の訪露を要請した。地方視察を通じて日本の投資に期待する、経済協力優先路線の一環とも解される。

首相の訪露を含め、首脳外交をどう進めるのが効果的か、慎重な見極めが必要だ。

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